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更年期症状に悩んでいるなら
漢方薬局が考える原因と3つの対処法

こんにちは、やまさか薬局の薬剤師・山坂寛信です。

ある程度の年齢を迎えた女性に、必ずと言っていいほど訪れる『更年期』。「年齢だから」「自然に起こる症状だから」と考えていても、不調の多さと不安定さはとても苦しいものです。また、精神的なストレスで症状が悪化し、さらなる悪循環が生まれることもあります。

今回は、漢方薬局としてお客さまの健康を支えるやまさか薬局が、更年期症状とその原因、対処法について、漢方薬局の視点から解説していきます。

現在更年期症状で悩んでいる方は、新しい視点からの解決策を見つけるためにも、ぜひ今回の記事をお役立てください。

 

もくじ

  • 更年期とは?
  • 更年期の原因
  • 更年期症状の3つの対処法
  • まとめ

更年期とは?

つらい症状を我慢していませんか

更年期症状とは、一般的に45歳から55歳の女性に訪れる更年期が引き起こす、体力的・精神的な不調のことです。

女性によって個人差が見られるものの、45歳前後から閉経が起こり、それに応じて女性ホルモンの分泌が低下します。

女性ホルモンは女性の体やメンタルの健康状態を支える役割を持っているため、支えがなくなることで心身ともに不調が増えていきます。

 

更年期の症状

更年期の症状は、45歳から訪れる『早い時期』と55歳前後の『遅い時期』でわかれるケースが多いです。

早い時期には、のぼせやほてり、発汗などの『ホットフラッシュ』、めまいやイライラ感、憂うつ感、不眠などの症状が目立つようになります。
閉経を迎えたものの女性ホルモンの分泌は続いていて、それらの変化に体が対応しきれないためです。自律神経が混乱状態になり、体力的・精神的な不調が増えていきます。

遅い時期では、肩こりや腰痛、関節痛、皮膚の乾燥やしわなどの症状が多くなります。
骨粗しょう症や心臓病につながる動脈硬化症、脂質異常症など深刻な病気のリスクの高くなるため、注意が必要です。

女性ホルモンの分泌が大幅に低下し、筋肉や骨量の減少や体の機能の衰えが進むからだと考えられています。

「更年期障害」には注意しましょう

更年期の症状は女性によって個人差があり、それほど問題なく時期を過ごせる方もいれば、日常生活に支障が出るほどに苦しい思いをされる方も少なくありません。

一人ひとりの体調や生活環境により、症状の程度や出方が変わっていきます。

しかし更年期症状が悪化すると、いつも通りに生活が送れなくなるほどの『更年期障害』になるリスクが高くなるため、楽観視や放置をすべきではありません。

わずかな不調でも見逃さず、医療機関を受診したり健康管理を心がけたりして、少しでも体調を良くするための意識が必要です。

更年期の原因

ストレスも更年期の原因です

更年期の主な原因は、閉経による女性ホルモンの分泌が低下することです。

女性ホルモンの働きは、10代から20代までの『思春期』から始まり、20代から40代までの『性成熟期』でピークに達し、その後からは低下していきます。

女性ホルモンの低下が目立つ時期を更年期、60代以降に訪れる更年期以降の時期を『老年期』と呼びます。

更年期を迎えるとあらゆる女性ホルモンの分泌が低下しますが、そのなかでも女性の体に著しい影響を与えるものは『エストロゲン(卵胞ホルモン)』です。
エストロゲンは皮膚や肌、髪を美しく健康的な状態に保つだけでなく、自律神経や筋肉、体温調節や呼吸などの機能や働きをコントロールするホルモンでもあります。

そこで更年期によってエストロゲンの支えが得られなくなると、体と心の健康状態を良好に保てなくなります。

生活や精神的な状態によって悪化するケースも

毎日の過ごし方や精神的な状態などにより、更年期症状の程度が変わるケースも多いです。

特にストレスや食生活の乱れ、栄養バランスの偏った食事、冷えや睡眠不足は、更年期症状を悪化させる原因だと考えられています。

更年期症状が出る時期は生活環境が変わりやすい

更年期がやってくる45歳から55歳の間は、例えば子供の大学進学や就職、職場での出世、夫婦間でのコミュニケーションの停滞、介護の問題など、さまざまな意味で変化が多い時期です。

ご自分の容姿の老化や衰えに失望したり、老いや今後の人生について不安を感じたりなど、精神的なストレスが増える時期でもあります。

そのようなストレスが引き金となり、更年期症状が悪化するケースも珍しくありません。

食生活や冷え、睡眠不足も症状の原因に

不健康な食生活や冷え、睡眠不足などは胃腸や自律神経に悪影響を与え、全身の健康状態を悪くすることから、更年期を迎えてからはこのような生活習慣の乱れには気を付ける必要があります。

特に冷えは肩こりや腰痛、便秘や下痢、自律神経の不調など、非常に多くの症状の原因となりうるため、更年期の冷え対策は非常に大切なポイントです。

医療機関での治療に加え、毎日の生活で冷え対策を心がけ、症状の悪化を防ぎましょう。

東洋医学の視点で考える更年期の原因

最後に、漢方の基盤となる東洋医学による、更年期の原因についてご説明します。

東洋医学では更年期のことを、

・血の道症:血の流れに不調が起きている

・腎の動きの低下:ホルモン分泌量の低下

・気の停滞:自律神経の乱れ

と考えています。

『血の道症』とは、月経や妊娠、出産や閉経などのホルモンバランスの変化によってあらわれる不調のことです。
生殖器系の健康状態を支える『腎』の動きが悪くなると、更年期による不調が目立ちやすくなります。

また、『気』の停滞は自律神経の乱れにつながり、不安やイライラ感、憂うつ感などの精神的な症状につながるリスクが高くなります。

このような原因も、更年期症状とのかかわりが非常に深いです。これらのアプローチから更年期症状と向き合い、症状緩和と快適な生活を目指すことも、とても役立つ方法です。

更年期症状の3つの対処法

体質に合わせた漢方薬で改善します

「更年期症状は多くの女性に起こる症状だから、我慢するしかない」「毎日の生活で忙しいので、体調管理をする時間がない」など、更年期商法に十分な対策を取らない方が少なくありませんが、症状へのケアが遅れると悪化するリスクが高くなります。

また更年期症状は適切な治療やケアによって緩和が期待できるものであるため、あきらめずに体としっかりと向き合うことがとても大事なポイントです。

更年期症状への対処法には、医療機関での治療や漢方療法、生活習慣の改善などがあります。

 

医療機関での治療

医療機関では、更年期症状への対処法として、『ホルモン補充療法(HRT)』が主に使われています。

ホルモン補充療法

ホルモン補充療法とは、更年期によって分泌が低下する女性ホルモンを、専用の薬剤で補う方法です。

薬剤の種類は注射や錠剤、挿入型などさまざまなものがあり、投薬期間もタイミングも女性一人ひとりによって異なります。

症状の出方や種類に合わせ、適切なタイミングや量を把握しながら治療が進められていきます。

ホルモン補充療法のメリットは、即効性が期待できると同時に幅広い症状に対応できる点です。自律神経の不調をはじめとする精神的な症状も改善され、肌や髪の健康状態がよくなることもあります。

ただし、ホルモン補充療法には副作用が出やすいケースや体質によって治療を受けられないケースなど、デメリットも存在します。

副作用は医療機関の薬物療法に起こりうることで、時間がたつごとに軽快することも多いですが、副作用に不安を感じて治療を躊躇する方も多いです。

漢方療法

漢方療法は、ホルモン補充療法と並んで更年期症状に役立つとされている治療法です。漢方外来や漢方薬局、更年期外来などで処方されます。

更年期症状の改善が期待できる漢方薬

更年期症状に対しては、『腎陰虚』『腎陽虚』の状態に合わせ、状態に合わせた漢方薬が選ばれます。

腎陰虚とは、腎のエネルギー『陰』が弱くなっている状態です。手足や顔などのほてりや発汗、不眠などの症状があらわれやすくなり、更年期では月経周期が早くなったり経血の量や濃さに影響が見られたりします。

この状態に対しては、腎の気を取り戻す『六味丸(ろくみがん)』『加味逍遥散(かみしょうようさん)』がおすすめです。

六味丸には体のエネルギーを蓄え、体内の熱の発散を助ける働きがあり、加味逍遥散にはイライラ感や不安、のぼせや発汗などのいわゆる不定愁訴を和らげる働きがあります。

 

腎陽虚とは、『陽』のエネルギーの低下が見られ、体の冷えやだるさ、疲れが目立ちやすくなる状態のことです。更年期初期には少量の経血が長く続き、不正出血が出るケースもあります。

腎陽虚に対しては、陽のエネルギーを強くするため、腎機能を高める『八味地黄丸(はちみちおうがん)』や10種類以上の生薬を合わせた『参馬補腎丸(じんばほじんがん)』が処方されることが多いです。

 

漢方療法のメリット

漢方療法はホルモン補充療法のように即効性を期待できる方法ではありませんが、「体質改善が期待できる」「ホルモン補充療法のような副作用のリスクが低い」というメリットがあります。

漢方療法では、症状に悩む方の体質や体型に合わせて薬を選ぶケースが一般的です。
そのため、西洋医学のような局所療法というよりは根本療法に近く、症状の改善と同時に体質改善を目的としています。

変化のあらわれ方も時間をかける形となりますが、その分全体的な体調も良くなることが多いです。

副作用のリスクが低く、年齢を問わず幅広い方が服用できる点も、漢方療法ならではのメリットです。

安全性の高さが評価され、漢方療法は更年期症状への治療法として重宝されるようになっています。

生活習慣の改善によるケアも大切です

更年期症状を緩和するためには、医療機関での治療や漢方療法に加え、日常生活の見直しも欠かせません。

特に冷え症は、更年期症状や不定愁訴を悪化させる原因です。毎日の生活で冷え対策を意識し、体を健康な状態に保つ必要があります。

栄養バランスの整った食事と適度な運動、十分な睡眠時間など、基本的な健康管理を大切にしましょう。また湯船につかる習慣やストレス対策も、更年期症状の緩和に心がけておきたいポイントです。

専門家による治療と毎日のセルフケアで更年期症状を緩和し、心身ともに健康的な生活を目指しましょう。

まとめ

ゆっくりとお話をお聞かせください

以上、更年期症状と原因、さまざまな視点からの対処法についてご説明しました。更年期は多くの女性に共通する症状ではありますが、十分な治療とケアによって症状を軽減し、ストレスのない楽しい生活を送ることは可能です。

「更年期だから」と落胆せずに体のケアを始めて、快適な生活を送れるようにしていきましょう。

漢方薬によるアプローチも非常に助けになりますので、漢方療法を検討されている方はぜひ当薬局にご相談ください。

あなたの体質や症状に合わせた薬を厳選し、更年期症状の緩和をサポートさせていただきます。

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